January 24, 2009

中国出張

先月に引き続き、今月も1月11日〜1月22日の日程で中国へ出張をしてまいりました。割と金額の高いレストランは客の入りが悪いところもあり、現地の経済情勢は、世界的な金融危機の影響もあり、更に冷え込んでいるようでした。ただ、一方では好調な会社もあり、まだら模様とでも言うような状況でしょうか・・・

今回、中国滞在中に、日経新聞に日本中小企業ネット@上海の調査結果が掲載されていました。これによると、上海市及び周辺に進出した企業の52%が黒字で、今期は42%の企業が黒字を見込んでいるようです。将来的には56%の企業が拡大計画や他拠点作りなどの投資の拡大を予定しているようです。

http://sme.shanghai.or.jp/index.php


日本国内では、年末年始に派遣村の報道がなされ、その後の求職姿勢から彼らの保守的な行動が話題に上っていました。企業行動としては、為替変動のリスクを下げるためにはグローバル化が必要になります。世界的な不況から、グローバル企業の間では、日本国内での生産を縮小し、人件費コストの安い海外へ生産移管を進める動きも出てきています。産業空洞化との批判がある事は承知の上ですが、工場に職を求める人が考えておいた方がいい事は、条件の良い求人は、長期的に見ても減少していく可能性が高いと言うことです。日本は、人口減少社会を迎えており、国内消費量も低迷したままの可能性が高いものです。消費地と生産地の関係を考えた場合、日本国内で生産するメリットは徐々に少なくなっていくのではないでしょうか?(晩婚化の流れが変わるとか、少子化傾向が逆転するなどの社会的な動きがあれば別ですが・・・)

また、経営者に対してお話したいことは、例えば進出先として中国を考えた場合、日本の人材を管理するのとは違った難しさがあります。

日本人と比べての話ですが・・・

ハッキリしている、自己主張が激しい、交渉好き、定着率があまり良くない、残業しない(地方出身者は別ですが)・・・など、

他にもあるのですが、現地で活動している関係上、あまり詳しくも書けませんので、そのあたりはご了承ください。中国人材特有のもので、メリットになるものもあれば、デメリットになるものもあり、そのあたりを事前に検討する必要があります。このあたりは、どこの国に出て行く場合も同様でしょうが・・・